私の参画している今庄宿プロジェクトでも、来年度からの事業開始を待たずに「自分たちの手でできることからはじめよう!」という呼びかけのもと、まずは今年の街道浪漫で何か始められないか?という意見が挙がり、新たな店舗や出し物が展開されました。
私もそのいくつかに協力させていただきました。
◆若狭屋2階で体験ブース
今年8月上旬に改修された出来立てほやほやの空間を、街道浪漫ではクラフト体験コーナーとして活用いただきました。
1つはヘンプ(麻)のアクセサリづくり。トンボ玉等のポイント素材と麻ひもを組み合わせて、オリジナルのアクセサリを作成できます。商品もディスプレイしていただき、フロアが一気におしゃれな雑貨屋さんに!
もう1つは手作りうちわ。こどもたちが手形や足形、お絵描きで可愛らしいうちわを簡単に作れます。フェルトの小物も販売用で並べていただきました。
つい数か月前まで埃をかぶっていた場所とは思えない劇的ビフォーアフターが、1階の木の芽カフェに続いて再び実現したのでした。
◆岩崎家具店で展示・体験ブース
使われていない空き家や空き地を一時的に活用できないかということで、岩崎家具店さんがお店と倉庫のスペースを快く貸してくださいました。
私は上山精肉店の上山さんに革細工を習っているので、岩崎家具店さんのスペースを使って革製ブレスレットづくりの出店に協力させていただくことになりました。
帰省の電車の中でこつこつこつこつ編み込んだ体験用革素材と、茶・紺・牡丹の3色・3種類の刻印を使った販売用商品。
また同じ場所で、町の人に呼びかけて集まった今庄中学校の昭和数年分の卒業アルバム、今庄の魅力をピックアップした写真パネルを展示いただきました。岩崎さん、上山さん、ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!
◆そして当日、街道浪漫今庄宿開催
生憎すぎる雨になってしまいましたが、町の方たちの奮闘により、来てくださったお客様は宿場のまち・鉄道のまちの様々なおもてなしを楽しんでいました。
私は、当日お店のお手伝いは控えさせていただいて、いろいろな視点を想像しながら外側の視点で街道を歩きました。故郷のお祭りを思い出しながら、町のこどもたちの目に今庄がどう映っているか。
旅先で出会った景色を思い出しながら、観光客の目に今庄がどう映っているか。
初めて今庄に足を踏み入れたときを思い出しながら、移住検討者の目に今庄がどう映っているか。
街道浪漫今庄宿には、まるで往時、宿場町や鉄道のまちとして栄えた頃のように、たくさんの人とたくさんの思いが行き交いました。
また、イベントをまちづくりの中で考えるとき、イベント等の非日常「ハレ」の面に対する日常「ケ」の面があります。この日今庄に集まった様々な思いが、どのように今庄の日常に影響をもたらしているのか、戻ってきた静かな日常の中で考えてみたいと思います。
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